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【ギギ1TC×薪ストーブ】ファミキャン12年の父が、年に1〜2回だけソロに出る話|廃番になっても手放さない理由

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【ギギ1TC×薪ストーブ】ファミキャン12年の父が、年に1〜2回だけソロに出る話|廃番になっても手放さない理由

こんにちは、たかぶんです🏕️

このブログはずっと、家族4人のファミリーキャンプについて書いてきました。テントも焚火台も「家族で使うなら」が判断基準。12年間、それが筆者のキャンプです。

でも実は、年に1〜2回だけ、一人でキャンプに出る夜があります。

相棒は、ゼインアーツのギギ1 TC。中に薪ストーブを入れて、炎を見ながら酒を飲んで、22時に寝る。それだけの夜です。でもこの「それだけ」が、たまらなく良い。

今日はそのソロおこもりスタイルと、ギギ1TCの実体験レビューを書きます。ギギ1TCは2026年3月に廃番になりましたが、だからこそ「中古で狙う価値があるのか?」を、実際に使い込んだ立場から正直にお伝えします。

3秒で結論

  • 🏕️ ギギ1TCは薪ストーブソロの名幕。設営30分・TC素材で火の粉に強い・ソロには十分すぎる広さ
  • 🔥 薪ストーブは入口から煙突を出す運用(煙突口ガード必須)。COチェッカー2台体制で
  • ⚠️ 公式に廃番(再入荷なし)。中古で見つけたら、状態次第で「買い」と言える完成度

ギギは2幕買って、残ったのは小さい方だった

筆者とギギの付き合いは、ソロが先でした。

「一人でキャンプしたい」と思って選んだのがギギ1TC。これが良かったので、後に家族用として一回り大きいギギ2 TCも買いました

ただ、ギギ2はあくまでファミリー用で、ソロで使う考えはもともとありません。そして我が家のファミリーのメイン幕は別にいて(今はサバティカル ギリア)、ギギ2は出番が作れずに手放しました。

一方、ソロ専用機のギギ1TCは、12年のギア入れ替えの荒波をずっと生き残っています。 理由はシンプルで、「ソロで薪ストーブ」という用途に対して、これ以上足すものも引くものもないからです。用途がはっきりしている道具は強い——ギギ1TCはその代表です。

ギギ1TCはどんな幕か|公式スペック

煙突を立てたギギ1TC。眼下に甲府盆地(ほったらかしキャンプ場)
煙突を立てたギギ1TC。眼下に甲府盆地(ほったらかしキャンプ場)
両サイドを跳ね上げれば開放的。中にコットを入れてもまだ余裕がある
両サイドを跳ね上げれば開放的。中にコットを入れてもまだ余裕がある

ゼインアーツの小型ワンポールシェルター(型番PS-511)。TC素材版のギギ1です。

項目 スペック
サイズ W500 × D400 × H220cm
総重量 約9kg
幕体 TC素材(コットン・ポリエステル混紡)・撥水加工
スカート 標準装備(210Dポリエステルオックス)
ポール センターポール220cm+エクステンションポール×2
定価 ¥46,200(税込)
現在 廃番・公式販売終了(2026年3月頃)

数字だけ見ると「ソロに5m幅は大きくない?」と思うかもしれません。実際、大きいです。そしてそれが正解でした。薪ストーブ・コット・チェア・テーブルを入れて、なお余裕がある。おこもりキャンプは幕内で全部完結するので、この余裕がそのまま快適さになります。

気に入っているところ3つ

  1. 設営が楽——ワンポールなので構造がシンプル。ソロでも30分あれば立ちます。昼に着いて、設営して、まだ日が高いうちに椅子に座れる
  2. かっこいい——ゼインアーツらしい張り姿の美しさ。夜、幕内の明かりが透けるシルエットは所有満足度が高い
  3. TC素材×薪ストーブの相性——コットン混紡は火の粉が付いても穴が開きにくい。薪ストーブを入れる前提なら、ポリエステル幕より安心感がまるで違います

正直なイマイチ点

強いて言えば、ペグの本数が意外と必要なこと。スカート標準装備でペグダウン箇所が多く、設営が楽な割にペグ打ちはそれなりに手数があります。鍛造ペグをまとめて持っていく前提で(筆者のペグ事情はペグ・ハンマー12年遍歴に書きました)。

広さについては、ソロには十分。不満はありません。

薪ストーブIN|煙突は「入口から出す」運用

入口上部から煙突を出す。黒い部分が煙突口ガード(写真は当時のホリデーロードFBストーブneo)
入口上部から煙突を出す。黒い部分が煙突口ガード(写真は当時のホリデーロードFBストーブneo)

ここがこの記事の本題です。ギギ1TCには煙突用のポートはありません。筆者は入口部分から煙突を出す運用をしています。

  • 入口のジッパーを煙突の位置まで開ける
  • 煙突口ガード(幕除け)を挟んで、幕体と煙突が直接触れないようにする
  • ジッパーはトリプルジッパー仕様なので、煙突位置に合わせた開け方がしやすい

このギギ1TCに実際に入れてきたのは、ホリデーロードのFBストーブneoと、Winnerwell ノマドビューS(現在は手放し済み)の2台です。今後はファミキャンで使っているマウントスミ ミドラ(40cm薪がそのまま入る)をソロにも持ち込むつもりですが、正直に言うと、ミドラのソロ実戦投入はまだこれから。3台それぞれの比較と本音は薪ストーブ3台遍歴に書いたので、機種選びはそちらをどうぞ。

安全対策は「やりすぎ」くらいでちょうどいい

幕内で薪ストーブを焚く以上、一酸化炭素(CO)対策は絶対です。COは無色・無臭・無味で、気づいたときには体が動かないことがある——この怖さについては、以前注意喚起として1本まるごと使って書きました。幕内で火器を使うなら、先にこちらを読んでほしいくらいです。

【命を守る冬キャン】キャンプCO中毒対策完全マニュアル|COチェッカー2台運用の本音

要点だけ、この記事にも置いておきます。

  • 換気が大前提。COチェッカーは「換気が不十分だったときの最後の砦」であって、換気の代わりにはなりません。寒くても換気口は閉めない
  • チェッカーは2台体制。1台は寝床の枕元(DOD COチェッカー2・LEDの視認性が良い)、1台は天井付近(モノンズ・日本語音声警報)。故障や電池切れはあり得るので、命を預ける装備にバックアップは必須です
  • 警報が鳴ったら:換気→消火→幕の外へ。迷ったらまず外に出る

実は筆者、ファミキャンで昼寝中にCO警報に起こされた経験があります(詳細は上の記事に書きました)。あのとき鳴らなかったら——と今でも思います。そしてソロには、異変に気づいてくれる家族がいません。幕内ストーブの安全装備は、ソロこそ家族連れ以上に妥協できない。これが筆者の結論です。

そして寝る前には必ず火を消します。薪の追加をやめ、燃え尽きたのを確認してからシュラフに入る——ここは例外なしのルールです。

おこもりの夜|昼に着いて、22時に寝るだけ

夜は炎を眺める時間(写真は当時使っていたWinnerwell ノマドビューS・現在は手放し)
夜は炎を眺める時間(写真は当時使っていたWinnerwell ノマドビューS・現在は手放し)
ランタンと薪ストーブの明かりだけの幕内。この時間のためにソロに来ている
ランタンと薪ストーブの明かりだけの幕内。この時間のためにソロに来ている

筆者のソロの1日は、驚くほど何もしません。

  • 昼頃 キャンプ場着
  • 〜30分 設営完了。あとは自由
  • 夕方から 薪ストーブに火を入れる
  • 炎を見ながら、酒を飲む。それだけ
  • 22時頃 就寝

家族で来るキャンプは、設営も食事も遊びも「役割」があります。それが楽しいから12年続いているんですが、ソロの夜は役割がゼロ。家族のナイトキャンプでは味わえない、誰のペースでもない時間です。薪ストーブの炎はゆらぎが焚き火より穏やかで、窓越しにずっと見ていられる。

行き先はだいたいほったらかしキャンプ場(山梨)。近場で済ませたい回は、千葉のイレブンオートキャンプパークに張ることもあります。眼下に甲府盆地の夜景、天気が良ければ富士山。そして隣が「ほったらかし温泉」なので、朝イチで風呂に入って帰る。おこもり+夜景+朝風呂で、1泊の満足度がすごいことになります。

幕の入口から、甲府盆地越しの富士山。この景色で酒が進まないわけがない
幕の入口から、甲府盆地越しの富士山。この景色で酒が進まないわけがない

ソロ装備一式|寝床は「二重おこもり」

ソロ装備で聞かれることが多いのが寝床です。筆者の現在の構成:

  • コット:TIMBER RIDGE ジェットコット UL——これが最近の当たりギアで、展開20秒・パーツ組立不要。以前はWAQのコットを使っていましたが、設営撤収の楽さで乗り換えました
  • マット:エアーマット
  • シュラフ:ナンガ オーロラライト450DX(寝袋遍歴でも紹介した冬の主力)
  • インナーテントジェットコットの上にテンマクデザインのカンガルーテントを載せて、シェルターの中にもう一つ「寝室」を作る二重おこもり仕様。暖気が逃げにくく、虫対策にもなります
  • ポータブル電源:LACITA ENERBOX-01(買ってよかったギアBEST10の殿堂入り)——スマホ充電と電気毛布用

ファミキャン装備の「いいとこ取り」でソロを組めるのは、12年やってきた副産物だと思います。

廃番のギギ1TC、中古で買うのはアリか

正直に書きます。アリです。ただし条件付きで。

  • アリな理由:構造がシンプルで壊れる場所が少ない。TC素材は経年に強い。そして「小型・TC・スカート付き・薪スト向き」という条件を満たす現行幕は意外と少ない
  • 条件:TC素材はカビが天敵。中古ならカビ跡と加水分解の有無は必ず確認を。薪ストーブ運用されていた個体は幕体の焦げ跡もチェック
  • 定価¥46,200に対して、中古相場が大きく上回っているようなら、現行の代替候補(後述のウータTC)と冷静に比較することをおすすめします

「廃番だから急いで買う」は後悔のもと。ただ、状態の良い個体に定価前後で出会えたなら、筆者は迷わず勧めます。

筆者が今から買うなら|後継候補は「ウータTC」

もし今、筆者がギギ1TCを持たずに薪ストソロを始めるなら、同じゼインアーツのウータ(WOOTA)TCシリーズを選びます。秋冬向けのTC素材・全周スカート付きの2ルームシェルターで、コンセプトはギギ1TCの正統後継と言っていい存在です。

  • ウータS TC(¥39,800税込・1人用2ルーム・2人用インナー標準装備)——ソロおこもりなら第一候補
  • ウータM TC(¥49,800税込・2〜3人用)——荷物多め・幕内を広く使いたいならこちら

インナーテントが標準で付くので、筆者がコット+カンガルーテントで自作している「二重おこもり」が最初から完成しているのも羨ましいところ。人気シリーズで品切れがちですが(M TCは2026年7月時点で売り切れ・7月末〜8月末に再入荷予定)、廃番のギギと違って待てば買えるのが何よりの違いです。

なお、ウータも公式に薪ストーブ対応を謳う幕ではありません。幕内で使うなら、この記事に書いた煙突口ガード+換気+COチェッカー2台のセットは同じく必須です。

FAQ

Q1. ギギ1TCに薪ストーブは公式対応?
→ いいえ、公式に薪ストーブ対応は謳われていません。幕内での火器使用は自己責任です。だからこそ煙突口ガード・COチェッカー2台・換気・就寝前の鎮火確認をセットで(詳しくはCO中毒対策マニュアル)。

Q2. 夏のソロにも使える?
→ 使えますが、TC素材+スカート付きは夏向きではありません。筆者のソロは秋冬限定です。夏はそもそも家族の夏キャンプで手一杯というのもあります。

Q3. ソロ初心者の1幕目にどう?
→ 中古前提になった今は、1幕目には勧めにくいです。1幕目は現行品(保証・入手性)から選ぶ方が安全で、今なら筆者は上で挙げたウータS TCを見ます。ギギ1TCは「2幕目以降、薪ストソロをやりたくなった人」の幕だと思います。

まとめ|家族のキャンプがあるから、ソロの夜が効く

12年、家族とキャンプをしてきて思うのは、ソロは「逃避」ではなく「補給」だということです。年1〜2回、誰のペースでもない夜を過ごすと、また家族と行くキャンプが楽しくなる。

その補給基地として、ギギ1TC×薪ストーブは筆者にとって完成形でした。廃番になっても手放さない理由は、それに尽きます。

それでは、楽しいキャンプライフを!

たかぶん

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