こんにちは、たかぶんです🏕️
焚き火を始めようとすると、最初にぶつかる素朴な疑問があります。
「薪って、どれを買えばいいの?」
調べると「広葉樹は火持ちがいい」「針葉樹は燃えやすい」「組み方は井桁・合掌・並列」——どれも正しいんですが、種類も情報も多すぎて、結局キャンプ場で何を選べばいいのか分からなくなりませんか?
そこでこの記事では、一般論の解説ではなく、12年ファミリーキャンプをやってきた我が家が、実際にどう薪を選んで・どう組んでいるかを書きます。
先に結論を言うと、たかぶん家の薪の使い方は「広葉樹をメインに、着火だけ針葉樹」の二刀流。そして薪は、いろいろ試した末にキャンプ場で買うのが定番になりました。
- 針葉樹と広葉樹の違い(最低限これだけ)
- たかぶん家の「広葉樹メイン+針葉樹で着火」という使い方
- 薪はどこで買う?12年でたどり着いた答え
- 失敗しない薪の組み方(子供と火起こしする手順)
- 【正直】拾った生木で大失敗した話
- 薪割りと火育|子供に教えていること
この順で、実体験ベースでまとめます。
3秒で結論
- 🪵 メインは広葉樹(ナラ・カシ等)、着火は針葉樹。火持ちと着火のいいとこ取り
- 🛒 薪はキャンプ場で買うのが結局ラク。寄り道しない分、現地に早く着ける
- ⚠️ 拾った生木は爆ぜる。焚き火に使うのは「乾いた薪」が大原則
針葉樹と広葉樹|薪の違いはこれだけ知ればOK
まず基礎だけ、ざっくり押さえます。薪は大きく針葉樹と広葉樹の2種類。性格が正反対です。
| 針葉樹(スギ・ヒノキ等) | 広葉樹(ナラ・カシ・クヌギ等) | |
|---|---|---|
| 着火のしやすさ | ◎ すぐ燃える | △ 火がつきにくい |
| 火持ち | △ 早く燃え尽きる | ◎ 長く燃える |
| 火力の立ち上がり | ◎ 一気に上がる | ゆっくり安定 |
| 重さ | 軽い | ずっしり重い |
| 価格 | 安め | 高め |
ものすごく単純化すると、針葉樹は「着火役」、広葉樹は「主役」。針葉樹は細く割れば初心者でもすぐ火が育ち、広葉樹は火が安定してからの長時間の主役になります。

——で、ここまではどの比較記事にも書いてあるとおり。問題は「じゃあファミキャンではどう使えばいいの?」です。ここからは、うちの実例で話します。
たかぶん家の薪の使い方|「広葉樹メイン+針葉樹で着火」の二刀流
12年やってきて、うちの薪の使い方はシンプルな形に落ち着きました。
基本は火持ちのいい広葉樹。火入れ(着火)のときだけ針葉樹。
焚き火の流れで言うと、こうです。
- 針葉樹の細い薪で、まず火を起こす(着火が速いので失敗しにくい)
- 火が育ってきたら、広葉樹をくべて主役を交代
- あとは広葉樹がゆっくり燃えて、長く安定した炎が続く
針葉樹だけだと、よく燃えるぶんあっという間に燃え尽きて、薪をくべ続ける羽目になります。逆に広葉樹だけだと、最初の火起こしで苦労する。だから着火は針葉樹、維持は広葉樹と役割分担させるのが、いちばんラクで失敗が少ない。
特別なことは何もしていません。両方の「いいとこ取り」をしているだけです。

広葉樹の薪は、ナラ・クヌギ・樫あたりのミックスが定番。キャンプ場で買えないときの「備え」として、家に1箱あると安心です。
薪はどこで買う?12年でたどり着いた「キャンプ場調達」
意外と語られないのが、薪をどこで手に入れるか問題。ここはうちも変遷がありました。
昔:キャンプ場近くのホームセンターで買っていた
安いし量も選べる。これが定番だと思っていました。でも——ホームセンターに寄るためだけに、到着が遅くなるんです。
今:キャンプ場で買うのが定番
いまは現地(キャンプ場)で薪を買うことがほとんどです。理由はシンプルで、
薪のためだけに寄り道する時間を削って、その分キャンプ場に早く着きたいから。
ファミリーキャンプは設営も子供の世話もあって、到着の早さがそのまま余裕につながります。多少割高でも、現地で1束買えば済む。この「時短」の価値が、12年やってわかってきました。
ただし例外もあって、食材の買い出しに行く途中にホームセンターがあれば、そのまま薪も買う。わざわざは寄らないけど、ついでなら買う。そんな緩いルールです。
おまけ:子供と薪拾い
それと、キャンプ場で子供と一緒に薪を拾うこともあります。落ちている小枝を集めるのは、子供にとっては立派な遊び。火起こしの焚きつけにもなって一石二鳥です(※後述しますが、拾った木をそのまま燃やすのは要注意)。
焚き火台そのものの選び方はスノーピーク焚火台 S/M/L 完全比較にまとめています。我が家はMサイズ。一般的な薪の長さ(35〜40cm)がちょうど収まるサイズ感です。
火がつく薪の組み方|合掌型で、針葉樹を芯に
「薪の組み方」は合掌・井桁・並列などいろいろありますが、うちで多いのは合掌(がっしょう)型です。薪を円錐状(テント状)に立てかける組み方で、炎が高く、きれいに上がるのが特徴。焚き火をゆっくり眺めて楽しみたいとき、早く火を育てたいときに向いています。
うちが子供とやっている鉄板の手順はこれです。
- 真ん中に針葉樹の細かい薪を立てる(焚きつけ・着火役)
- その周りに広葉樹を立てかけて、円錐(合掌)型に組む(主役)
- 火がついたら、様子を見ながら広葉樹を足していく
ポイントは、着火しやすい針葉樹を「芯」に置くこと。中心に火種があると、そこから周りの広葉樹へスムーズに燃え広がります。合掌型は炎が中央に集まるので、火力も立ち上がりやすい。
もうひとつよく使うのが井桁(いげた)型。薪を縦横交互に「井」の字に積む方法で、崩れにくく安定して組めるので扱いやすいのが利点です。どっしり組みたいときはこちらを使います。
組み方を難しく考える必要はありません。「燃えやすい針葉樹を芯に、火持ちする広葉樹を主役に」——この原則さえ押さえれば、たいてい火はつきます。そして覚えておきたいのは、火持ちを決めるのは組み方よりも薪の種類だということ。長く楽しみたいなら、広葉樹をしっかりくべる。結局はここに尽きます。

子供と一緒にやるときも、この手順なら役割を分けやすい。「細い枝は真ん中」「太いのは外側に立てかけて」と言いながら組んでいくと、火起こし自体が遊びになります。キャンプで子供が退屈したときの対策でも書きましたが、火起こしは子供がいちばん夢中になるアクティビティのひとつです。
【正直に】拾った生木で大失敗した話
薪の話で、ひとつだけ強く伝えたい失敗談があります。
あるとき、キャンプ場で拾った木々をそのまま焚き火にくべたことがありました。結果——
水分をたっぷり含んだ生木で、火の中でパチパチと激しく爆ぜた(はぜた)んです。
生木や湿った薪は、内部の水分が熱で水蒸気になって膨張し、「パチン!」と破裂して火の粉を飛ばします。これがけっこう危ない。子供がそばにいる焚き火では、火の粉が飛ぶのは本当にヒヤッとします。
ここから学んだのは、焚き火に使うのは「しっかり乾いた薪」が大原則だということ。
- キャンプ場や店で売っている薪は、基本的に乾燥済みなので安心
- 拾った枝を使うなら、枯れて乾いているものを選ぶ(地面に長く落ちて乾いた枝)
- 生木・湿った木は、爆ぜる・煙が多い・火がつきにくいの三重苦
子供と薪拾いをするのは良いことですが、「拾った木がすべて燃やせるわけではない」——これは大人がちゃんと見極めてあげる必要があります。焚き火の火の粉は、子連れキャンプのヒヤリ事件簿でも触れた、子供のいる焚き火で気をつけたいポイントのひとつです。
薪割りと火育|子供に教えていること
うちでは、薪を「ただ燃やす燃料」ではなく、子供に学ばせる教材としても使っています。
薪割りは手斧と鉈で
薪割りは毎回はしませんが、太い薪を細くしたいときに、手斧(ておの)と鉈(なた)でやります。買った薪が太すぎて火がつきにくいとき、少し割って細い面を作ると一気に燃えやすくなる。この「ひと手間」を子供と一緒にやります。
火育(ひいく)として教えていること
子供には、薪を通じてこんなことを教えています。
- 斧・鉈の安全な使い方(刃の向き、手の置き場所、周りの確認)
- 薪のくべ方(一気に入れず、火の様子を見ながら足す)
- 火の扱い方(火の怖さと、便利さの両方)
火や刃物は、使い方を間違えれば危ない。でも、正しく怖がって正しく使う経験は、キャンプでしか教えられないものだと思っています。薪割りから火起こし、火の管理まで——焚き火は子供にとって最高の学びの場です。
薪を扱う道具としては、NeruDesignWorksの薪ばさみも愛用しています。熱い薪を安全に動かせるので、子供がいる焚き火では特に重宝します。
まとめ|薪選びは「広葉樹メイン・着火は針葉樹」でいい
| ポイント | たかぶん家の答え |
|---|---|
| 薪の種類 | 広葉樹メイン+着火に針葉樹の二刀流 |
| 買う場所 | キャンプ場で(寄り道を減らして到着を早める) |
| 組み方 | 針葉樹を芯に、広葉樹を立てかける(合掌型が定番) |
| 乾燥 | 生木・湿った薪はNG。乾いた薪が大原則 |
| 子供と | 薪拾い・薪割り・火起こしは最高の火育 |
薪選びは、難しく考えるほどのものではありませんでした。着火しやすい針葉樹で火を起こし、火持ちのいい広葉樹で長く楽しむ。これだけ押さえておけば、ファミリーキャンプの焚き火はまず失敗しません。
あとは、乾いた薪を使うこと。これだけは、子供のいる焚き火では特に大事にしてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました🏕️ 今夜の焚き火が、いい時間になりますように。
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