こんにちは、たかぶんです🏍️
場所レポ第8弾は、キャンプ界の"聖地"——静岡・朝霧高原のふもとっぱらです。
先に正直に言うと、筆者が行ったのは2024年4月の1回だけ。しかも家族キャンプではなく、当時の相棒ホンダ GB350Sで行ったソロのバイクキャンプでした(夏休みキャンプ場まとめの遠征表に載せたのはこの回のことです)。
たった1回。でもその1回で、「聖地と呼ばれる理由」と「聖地の洗礼」を両方浴びました。富士山は間違いなく人生最高クラス。そして名物の風で、持って行ったテントが壊れました。今日はその両方を正直に書きます。
3秒で結論
- 🗻 富士山ビューは日本のキャンプ場で頂点クラス。起きても食べても振り返っても富士山。夕方の赤富士まで1日中主役
- 🏍️ バイクなら大人1,000円+バイク約1,000円=約2,000円で、この景色に泊まれる。コスパが壊れてる
- ⚠️ ただし名物の風は本物。筆者の軽量ワンタッチテントは破損。幕とペグは風前提で選ぶこと
ふもとっぱらとは|2026年の基本情報
| 項目 | 内容(2026年7月時点) |
|---|---|
| 場所 | 静岡県富士宮市・朝霧高原(標高830m) |
| サイト | 全面フリーサイトの広大な草原・全サイト車両横付け可 |
| チェックイン/アウト | 8:30〜17:00/〜14:00(このゆるさが神) |
| 料金目安 | 中学生以上1,000円・小学生500円・バイク約1,000円・普通車2,000円 |
| 電源 | なし |
| 予約 | 公式サイトのみ(毎月第1水曜19時に翌々月分が開放される方式) |
※料金・予約ルールは変わることがあるので、最新は公式サイトで確認を。
チェックアウト14時は特筆モノです。朝メシを食べて、コーヒーを淹れて、富士山を眺めてから、のんびり畳んで昼過ぎに出る——撤収に追われない朝は、キャンプ場設計として最高の発明だと思います(撤収の段取りに追われがちな身としては特に)。
2024年4月の記憶|どこを向いても富士山

千葉からは、高速を乗り継ぎ休憩を挟みながら5〜6時間の長旅。それでもGB350Sは高速に乗れる中型なので、この距離の遠征が現実的でした(いまの相棒CT125は高速NGなので、ふもとっぱら遠征はGBの置き土産みたいな思い出です)。
朝イチにチェックインして、広大な草原のどこにでも張れるフリーサイトを、バイクでとことこ流しながら場所探し。全サイト車両横付けOKなので、バイクの機動力がそのまま活きます。

設営を終えて椅子に座ると、正面にドンと富士山。振り返ると毛無山。昼になっても、午後になっても、視界のどこかに常に富士山がいる。写真で見た「あの景色」が、想像の1.5倍のスケールで実在しました。

そして夕方。日が傾くと富士山がじわじわ赤く染まっていく——いわゆる赤富士です。草原のあちこちで、みんなが同じ方向にカメラを向けている。あの一体感も含めて、聖地でした。
聖地の洗礼|風でテントが壊れた話
いい話だけで終わらないのが正直路線です。
この日持って行ったのは、Naturehikeの超軽量ワンタッチテント(1.72kg・ポップアップ式)。バイク積載には軽くて小さくて理想的——のはずでした。
ですが、ふもとっぱらは遮るもののない広大な草原。つまり、風の通り道です。この日は午前中から突風が吹き荒れて、場内には強風注意のアナウンスが流れていました。周りを見渡せば、設営中のキャンパーたちのテントも次々となぎ倒されて、あたりの設営はほぼ壊滅状態。
そして筆者のワンタッチテントは、設営の最中にポールが折れました。軽さの代償である細いフレームは、聖地の洗礼に耐えられなかった(結果的に破損として返品対応になりました。現在このモデルは廃番のようです)。
しばらくして風が落ち着いてから、応急処置。タープ用のポールをテントの左側に立てて、テントのフレームと張り綱で繋ぎ、引っ張って支えるという力技でなんとか立て直したのが、先ほどの設営写真です。よく見ると、テントの左に立っている1本のポールと張り綱が確認できるはず。あの日の自分のリカバリー精神だけは褒めてやりたい。
ちなみにこの救世主のポールは、キャンプグリーブのカーボンタープポール。伸縮式で1cm単位の無段階調節ができて、カーボンだから軽い。バイクキャンプでは「タープにも・応急にも・物干しにも」使える万能選手で、筆者の積載に必ず入る必須装備です。まさかテントの延命装置になるとは思っていませんでしたが。
学びはシンプルです。
- ふもとっぱらに軽量ワンタッチ系は向かない。風に強い自立式か、しっかりガイロープが張れる幕を
- ペグは鍛造一択。草原の下は意外と硬く、風対策で増し張りもする。鍛造ペグに行き着いた話はここでも正解でした
- 天気予報の「風速」を見てから行く。天候急変への備えは、開けた高原では平地の倍効いてきます
バイクで行くふもとっぱら
改めて、バイクキャンパー目線での魅力を整理すると:
- 約2,000円で泊まれる(大人1,000円+バイク約1,000円)。この景色でこの価格は反則
- フリーサイト×車両横付けで、バイクの機動力がフルに活きる
- ソロテント1張りなら、混雑日でも場所探しに困らない
- ツーリングルートとしても、朝霧高原〜富士五湖エリアは走って楽しい道
弱点は積載制約と風。軽さだけで幕を選ぶと筆者の二の舞になるので、バイク積載と耐風性のバランスは要検討です(いまの筆者ならタープ泊ではなく、風に強い低いソロ幕を選びます)。
正直な弱点
- 風。繰り返しになりますが、これは施設の欠点ではなく立地の宿命。装備で備えるしかありません
- 炊事場・トイレまでの距離。広大なフリーサイトゆえ、張る場所によっては数百メートル歩きます。景色優先で奥に張るなら、夜のトイレ動線は考えておくこと
- 電源なし・売店は最小限。高規格に慣れていると戸惑うかも。買い出しは麓で済ませてから上がるのが正解
まとめ|聖地は、聖地だった
- 富士山ビューは文句なしの頂点クラス。赤富士の夕方まで含めて1日中景色が主役
- バイクなら約2,000円。チェックアウト14時のゆるさも含めて、ソロ・バイクキャンプとの相性は抜群
- ただし風だけは本気で備えること。筆者はテントを1張り失いました
「一度は行きたい」と言われる場所に、一度行った者としての結論:一度と言わず、また行きたい。次はCT125で下道をのんびり繋いで行くか、家族を連れて車で行くか——どちらにしても、今度は風に強い幕で。
それでは、楽しいキャンプライフを!
たかぶん