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【ゼインアーツ ギギ2 TC を手放した話】兄弟幕なのに、ギギ1は残りギギ2は1回で卒業|「良い幕」と「ウチに席がある幕」は違った

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【ゼインアーツ ギギ2 TC を手放した話】兄弟幕なのに、ギギ1は残りギギ2は1回で卒業|「良い幕」と「ウチに席がある幕」は違った

こんにちは、たかぶんです🏕️

手放したテントの話、4本目です。今回はゼインアーツ ギギ2 TC

この話がこれまでのリビングシェルスカイパイロットと違うのは、兄弟幕の片方だけが残ったということです。筆者はギギを2幕持っていました。ソロ用のギギ1 TCと、家族用のギギ2 TC。そしてギギ1は今も現役、ギギ2は1回使って卒業——同じシリーズなのに、明暗がくっきり分かれました。

先に言っておくと、ギギ2 TCは素晴らしい幕です。手放した理由は幕の欠点ではありません。「良い幕かどうか」と「ウチに席があるかどうか」は別問題だった——今日はその話を正直に書きます。

3秒で結論

  • ⛺ ギギ2 TC自体は文句なしの名幕。広い・カッコいい・TCで冬に強い。欠点で手放したわけじゃない
  • 🪑 敗因は「席がなかった」こと。我が家のファミリー席はギリアが持っていて、ギギ2の出番が作れなかった
  • 💸 使用1回・フリマで約4万円で卒業(定価¥59,800)。ちなみに2026年3月に公式廃番になりました

ギギ2 TCとはどんな幕か

ゼインアーツ ギギ2 TC 全景
ギギ2 TC。ツインポールが作る屋根のラインは歴代所有幕でもトップクラスの美しさだった

ゼインアーツの大型ツインポールシェルター「ギギ2」のTC素材版(型番PS-522)。

項目 内容
型番 PS-522
幕体 TC素材(コットン・ポリエステル混紡)・撥水加工
構造 ツインポール(メインポール220cm×2+エクステンション×2)
スカート 標準装備
定価 ¥59,800(税込)
現在 廃番(2026年3月・ゼインアーツのラインナップ刷新でギギ1/ギギ2/ゼクーM等が揃って販売終了)

ソロ〜デュオ向けのギギ1に対して、ギギ2はファミリーやグループで使える大きさ。ツインポールが作る屋根のラインは、ゼインアーツらしく本当に美しい。張り姿だけなら、歴代所有幕でもトップクラスでした。

なぜ買ったか|ギギ1が良すぎた

購入は2024年。理由はシンプルで、先に持っていたギギ1 TCが良すぎたからです。

ソロで使うたびに「この幕、家族サイズならファミキャンでも最高では?」という気持ちが膨らんでいく。設営が楽で、TCで火の粉に強くて、かっこいい。その家族版が売っている。じゃあ買うか——と。

いま振り返ると、このときすでに落とし穴に入っていました。我が家にはすでにファミリーのメイン幕・サバティカル ギリアがいたんです。2022年から使っていて、家族4人にジャストで、軽くて、設営も速い。ギリアに何の不満もないのに、ギギ2を買った。「良い幕だから」という理由だけで。

その証拠に、ギギ2は買ってから約1年、一度も張られることなく押し入れで寝ていました。ファミキャンの計画を立てるたび、積まれるのはいつもギリア。「次こそギギ2を張ろう」と思いながら、次が来ない。名幕を寝かせているという罪悪感だけが積もっていきました。

ちなみに2024年はスカイパイロットTCも買った年です。つまりこの年の筆者は、大型シェルターを2幕同時に試して、結果的に2幕とも手放しました。授業料はそれなりに払ったので、この記事はその領収書みたいなものです。

使った1回の話|2025年11月・最初で最後の冬おこもり

パネルを跳ね上げたギギ2 TC
パネルを跳ね上げれば開放感も出る。大型シェルターらしい懐の深さ

購入から約1年後の2025年11月、ようやくギギ2の出番が来ました。家族の冬のおこもりキャンプです。

このキャンプは、実はもうひとつの「初」がありました。薪ストーブ3台遍歴で紹介したマウントスミ ミドラの初火入れです。煙突はギギ1TCと同じく入口から出す運用。新しい幕に新しいストーブ——役者は揃っていました。

ギギ2 TCでの薪ストーブ・ミドラの初火入れ
ミドラの初火入れもこの夜だった。ガラス窓越しの炎は文句なしに良い

幕としても期待どおりでした。広い幕内にインナーテントを入れてツールーム化して、家族4人とギアが余裕で収まる。TCの生地は冬の結露にも強く、スカート標準装備で冷気も入りにくい。「冬のファミリーおこもり」という用途に対して、性能は文句なしです。

ギギ2 TCの幕内・インナーテントでツールーム化
幕内にインナーテントを入れてツールーム化。子供はすっかりくつろぎモード

でも、撤収しながら気づいてしまったんです。「これ、ギリアでも同じことができたな」と。

なぜ手放したか|ギリアの席を奪えなかった

手放しの理由は、リビングシェルのときのような「重さ」でも、スカイパイロットのときのような「取り回し」でもありません。もっと単純で、もっと残酷な理由——出番が作れなかった

ファミキャンの計画を立てるとき、頭に浮かぶのはいつもギリアでした。

  • 軽くて積載が楽(ギリアは約13.8kg)
  • 設営が速い(家族の機嫌を守る最重要性能)
  • 家族4人にジャストサイズ

ギギ2が勝てる場面を探すと、「冬の、おこもり前提の、時間に余裕がある回」くらいに絞られてしまう。年に何回あるんだ、それは——と。

チェア7脚の遍歴でも書きましたが、我が家のギアは「使うか・使わないか」で新陳代謝します。押し入れで眠っている名幕は、名幕ではなくただの場所ふさぎ。1回しか使っていない、ほぼ新品のうちに次のオーナーへ——そう決めました。

兄弟幕の明暗|ギギ1が残った理由

ここがこの記事の本題です。同じギギなのに、なぜ1は残って2は消えたのか。

ギギ1 TC(残留) ギギ2 TC(卒業)
用途 ソロ×薪ストーブおこもり ファミリー
競合 なし(ソロ幕は1つだけ) ギリア(現役メイン)
代わりが利くか 利かない ギリアで代替可能
結果 4〜5年現役 1回で卒業

つまり、幕の性能差ではなく「席の争奪戦」の差です。ギギ1は「ソロで薪ストーブ」という誰とも競合しない席に座っている。ギギ2は、ギリアが座っている席に後から挑んで、勝てなかった。

テント選びの格言っぽくまとめると——「良い幕」を買うんじゃなくて、「空いている席に合う幕」を買う。12年で7幕(+ソロ用)を経た筆者の、いちばん高くついた学びです。

売却のリアル

フリマサイトで約4万円で売れました(定価¥59,800・使用1回・美品)。

そして手放した翌年の2026年3月、ギギ2 TCは公式廃番になりました。ゼインアーツのラインナップ刷新で、ギギ1・ゼクーMなどと一緒に販売終了。現在は新品では買えません。

中古で買うのはアリか

ギギ1TCの記事と同じ結論になりますが、状態次第でアリです。構造がシンプルで壊れにくく、TCは経年に強い。ただし:

  • カビ跡と加水分解の確認は必須(TC素材の天敵)
  • 薪ストーブ運用されていた個体は幕体の焦げ跡チェック
  • 相場が定価を大きく超えているなら、現行の代替(ゼインアーツの新ラインナップやウータTC系)と冷静に比較を

まとめ|幕は「良さ」ではなく「席」で決まる

  • ギギ2 TCは名幕。手放した理由は幕ではなく我が家の座席事情
  • メイン幕に不満がないなら、どんな名幕を足しても出番は作れない
  • 兄弟のギギ1が残ったのは、誰とも競合しない用途を持っていたから
  • 使わないと確定した幕は、美品のうちに次のオーナーへ——それが双方にとって幸せ

「良い幕だから買う」をやりがちな人(過去の筆者です)に、この4万円の授業料が届けば幸いです。

それでは、楽しいキャンプライフを!

たかぶん

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